君に嘘を捧げよう

でもここは素直に聞いとくか…。

「…わかった。してその策とは?」

「…それは…」

「…それは?」

「なんと…」

「はよ言え」

「いた」

タクトはカイに9999のダメージ!

「今の俺のガラスのハート粉砕したでー」

「はいはい」

「…しゃーないのー。…まずアヤネちゃんに、今足ケガしとんねんって言うねん」

「え?」

「んでも頑張るって言って当日はボロ負け。やけど一生懸命やったんやからカッコつくやろ?」

「…」

それって…。

「アヤネをまた騙すのか…?」

「しゃーないやん!今のタクトに全国3の実力つけれると思わへんし!それにすでに騙してるしいまさらそんなこと言ってられへんやろ?」

「まあ…」

でもどこか納得できない自分がいた。
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