恋色紙飛行機

「ご、ごめんなさいっ」

あわててぶつかった人に謝りながら駆け寄る。

「大丈夫ですか？」

たかが紙だからケガなんてことはないだろうケド心配するのが礼儀だと思う。

紙飛行機があたった人は同い年かちょっと年上くらいの少年だった。

顔を上げたその少年は茶髪で綺麗な目をしていてその目があたしを見つめた。

「あ、あの・・・」

何を言ったらいいのか分からなくてオドオドしてたら彼の方が先に口を開いた。

「こんにちは」

は・・・？コッチは謝って、心配して、そんでもって　こんにちは・・・？

よく通る綺麗な声だったけど変な人だ！！

「これ、君の？」

突然の質問で戸惑ってしまった。

ヤバイッ！42点が見知らぬ変な人に見られる！！