恋色紙飛行機
「はい、どうぞ」
さっきの綺麗な声が近くに聞こえた。
「へっ!?」
思わず情けない声を出してしまった。絶対見られると思ったのに・・・。
「いらないの?」
そう、聞かれ「いります!いります!」って必死に答えた。
その少年からテスト用紙で作った紙飛行機を受け取る。それと同時に少年が更に質問してきた。
「ここって職員室じゃないの・・・?」
「え・・・違いますケド・・・」
なんで職員室と視聴覚室を間違えるんだろう?理解できない不思議で変な人。
「じゃぁ、職員室ってどこ?」
「ここを出て、左側の廊下をまっすぐ行ったところです」
「ありがとう」
あたしが軽く「どういたしまして」と言うと少年は視聴覚室を出て行ってしまった。
なんだかこの紙飛行機があたしと不思議な少年をつないでくれたみたいで
その紙飛行機を遠くへ飛ばそうという気持ちはいつのまにかなくなっていた。
さっきの綺麗な声が近くに聞こえた。
「へっ!?」
思わず情けない声を出してしまった。絶対見られると思ったのに・・・。
「いらないの?」
そう、聞かれ「いります!いります!」って必死に答えた。
その少年からテスト用紙で作った紙飛行機を受け取る。それと同時に少年が更に質問してきた。
「ここって職員室じゃないの・・・?」
「え・・・違いますケド・・・」
なんで職員室と視聴覚室を間違えるんだろう?理解できない不思議で変な人。
「じゃぁ、職員室ってどこ?」
「ここを出て、左側の廊下をまっすぐ行ったところです」
「ありがとう」
あたしが軽く「どういたしまして」と言うと少年は視聴覚室を出て行ってしまった。
なんだかこの紙飛行機があたしと不思議な少年をつないでくれたみたいで
その紙飛行機を遠くへ飛ばそうという気持ちはいつのまにかなくなっていた。