恋の香り
「ちょ・・・どこ行くの??」

儷華は息を切らしながら聞いた。

「もう、入学式始まってるかも・・・」

男の子は答えた。

そういえばさっきはもう8時25分

入学式始まるのは8時半

ほんとだ・・・

「はぁはぁ・・・着いた・・・・」

入学式は体育館で行われる。

カチャっとドアを開けて中に入る。

まだ私たちと同じ1年生が体育館に立っていた。

よかったまだ始まってない。

「はぁ・・・ありがとう。教えてくれて・・」

儷華は息を切らしていった

「いいよ。それより名前なんての??」

男の子は聞いた。

「あ、私は、三崎 儷華。」

儷香はすぐ答えた。私は儷香に続いて言った

「わ、私は坂山 杏羅。よろしく・・・」

「ふぅん。儷華と杏羅かぁ。じゃぁ儷と杏だ。俺は尾崎 悠理。悠でいいよ」

悠理は言った

「ふぅん。じゃあこれからよろしく。悠」

儷香はこういうことだけは早い。

「わ、わたしもよろし「はーい。一年生集まってね~」」

と、マイクの音で聞こえなくなった。

まぁ・・・いいや。

私と儷華と悠は体育館の舞台に走って行った。

これが私と、悠の運命の出会いだった。
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