桜雪のごとく‐新撰組と現代少女‐




さて、現実に戻りましょう。



「そう言えばみなさん。
前世の記憶があるにしてもあたしを最初から覚えていたわけではないでしょう?」



土「確かに。うーん・・・何年前だったかなぁ~」



思い出せずに少しイライラして、


タンタンと靴を地面につけている土方を横目で見た。


土方が思い出せないのか、沖田が手を上げて答えてくれた。



「はいはいはーい!5年前でーす!土方さん、ダメですねぇ~」



からかったようにケラケラ笑う沖田に


土方は怒りのパンチを飛ばそうとしたが、


沖田は難なくそれをかわした。



やはり、前世の運動神経の良さは受け継がれていた。



そして、性格も受け継がれていたのだった。



土方や沖田のように・・・。






休講日♪ END☆







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