桜雪のごとく‐新撰組と現代少女‐
「てゆうか、あたし、てっきり
手加減してるのかと思って・・・
本気出そうかなぁ?って
思ったんですけど・・・
その前に終わっちゃったもので、
少しつまんなかったなぁ・・・」
遠いところを見ながら梓紗は言い放った。
そしたら後ろから、ただならぬオーラを感じて
斜め後ろを見たら、
わなわなと震えている鬼の副長がいた。
「てめぇ・・・あれで本気じゃなかったのか・・・?」
梓紗は少しキョトンとした顔をしながら
「??。そうですけど・・・それは土方、あんたもでしょ?」
そう言うと土方は顔を赤くしてもっと震えていた。
そして驚きの言葉を言いやがった。