図書館>>>異世界



あの後。静まる室内。青ざめる周囲。そして、笑顔の団長。


世にも恐ろしい体験をしてしまった私は、大人しく団長と団長の部下の四人と一緒に、貸してもらった家に居ます。


超重たい空気。てか、ムサイ。

クラヴィスさんは笑顔を絶やさないが、それが逆に怖すぎる。


「あ、私、皆の名前知らないや。
私はヨル。あなたたちは?」


四人に言うと、若干戸惑われた。

何だよ…名前くらいいいじゃん。


とりあえず無理矢理感は否めないが、自己紹介やら、一方的に話しかけたりしている内に。

最初こそ遠慮と畏れがまじった態度だったのがかなり打ち解けた雰囲気になった。


敬語・敬称禁止令を出したおかげで、堅苦しい雰囲気はゼロになった。


いやー、やっぱり普通が一番だよね!
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