君がいれば・・・①
出ない……。


長めにコールしてシンが出るのを待つ。



遅くなっちゃったから眠っちゃったのかな……。



そう思った所へシンが出た。



「セナ、コールしろって言っただろう?」



半ばあきれたような声で言った後電話が切れた。



えっ!?



切られた……。



瀬奈はびっくりしてしばらくそのままぼんやりしてしまった。



不機嫌そうな声、寝ていたのかな……。



突然電話を切られて涙が出そうになる。



瀬奈は携帯をパタンと折りたたんでベッドに放り投げた。



シン……。



~~~~♪



えっ……?



シンから……?



「も、もしもし?」



瀬奈は急いで携帯電話を取って出た。



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