君がいれば・・・①
『飲んでいるのは女性だけじゃないんだろ?』



「う、うん でも大丈夫」



何が大丈夫なんだか……鈍感すぎて逆に心配になってきた。



『気をつけて帰れよ?家に着いたらコールして』



「うん 必ず後でかけるね」



そう言って電話を切った。



「ほう……瀬奈には彼氏がいるのか……」



後ろに立っていた伯父がニヤニヤしている。



「えっ……そんなんじゃ、ないの でも、ママには内緒ね?」



伯父ににっこり微笑むと部屋の中へ入った。




******



遅くなっちゃった。



時刻は12時を回っている。



シン起きてるかな……。



瀬奈は自分の部屋に入ると携帯を取り出してシンに電話した。




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