君がいれば・・・①
「すぐに会える 他の男とのデートも禁止だからな?」



他の男とデートと言われて瀬奈はドキッとした。



忘れていた葉山部長の事を思い出してしまった。



「もちろんだよ わたしはシンしか見えていないからね?」



「俺もだよ……」



頭を下げてセナの唇に唇を重ねる。



「ドラマの撮影のラブシーンは許してあげる」



瀬奈がにこっとシンに笑いかけた。



「セナだと思ってやる事にする」



「それは嫌……」



「?」



「だってわたしだと思ってキスしたら本気のキスになっちゃうかもしれないから」



「そうかもしれない だけど、セナと誰かを間違える事は絶対にない 誓うよ」



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