君がいれば・・・①
「もうシンにはびっくりだわ~」
「えっ!?」
急にシンにはびっくりと言われて瀬奈はビクッとした。
「瀬奈が行った日だったかしら?その翌日だったかしら?シンが真剣に交際している女性がいるってマスコミに発表したらしいわ~」
「し、真剣に交際?」
「なんでも街中でその女を抱き上げる所を見られちゃったとかで、大騒ぎだったみたい」
ベッドに座って嘆く母親。
そんなに気落ちしなくても……。
嘆く母親を見て瀬奈はため息を吐いた。
だけど、シンがマスコミに真剣に交際してるって言ってくれていたなんて知らなかった……。
どうしよう……すごくうれしい……。
それだけを言いに来たみたいで、言うと母は下に行ってしまった。
荷物の整理に、ようやくやる気を起こしスーツケースを開けた。
そうだキムチ……。
厳重に密閉され何重にも袋重ねた箱を手にする。
一番上に布でくるまれている。
それを外してみるとキムチとは思えない黒い四角い箱があった。
「えっ!?」
急にシンにはびっくりと言われて瀬奈はビクッとした。
「瀬奈が行った日だったかしら?その翌日だったかしら?シンが真剣に交際している女性がいるってマスコミに発表したらしいわ~」
「し、真剣に交際?」
「なんでも街中でその女を抱き上げる所を見られちゃったとかで、大騒ぎだったみたい」
ベッドに座って嘆く母親。
そんなに気落ちしなくても……。
嘆く母親を見て瀬奈はため息を吐いた。
だけど、シンがマスコミに真剣に交際してるって言ってくれていたなんて知らなかった……。
どうしよう……すごくうれしい……。
それだけを言いに来たみたいで、言うと母は下に行ってしまった。
荷物の整理に、ようやくやる気を起こしスーツケースを開けた。
そうだキムチ……。
厳重に密閉され何重にも袋重ねた箱を手にする。
一番上に布でくるまれている。
それを外してみるとキムチとは思えない黒い四角い箱があった。