君がいれば・・・①
「なんだろ……」


箱を手にして開けてみる。



「えっ!?」



きらきら光るダイヤモンドのブレスレットが中に入っていた。



それを手に取るとその下にカードが見えた。



【 愛しいセナへ 君が始めて来た韓国の記念に 】



それだけ書かれていた。



シン……嬉しいよ……ありがとう。



思いがけないプレゼントに瀬奈はブレスレットを持って胸にあてた。




夜、和馬が部屋に来た。



「瀬奈、お土産は?」



いきなりお土産の催促ですか。



シンの事を内緒にしてもらっている弱みがあるからちゃんと買ってきましたよ。



瀬奈は机の上からビニール袋を和馬の手に乗せた。



「なに?これ」



すごく軽いものに首をかしげている。



「韓国のあかすり」




< 296 / 430 >

この作品をシェア

pagetop