君がいれば・・・①
しばらく経つとボーイが食事を運んできた。



サンドウィッチやカナッペ、ピザ、手でつまめるものを頼んだ。



2人で食べるには多すぎるくらいの量だが、瀬奈が何を好むかわからなかったので適当に注文したのだ。



ボーイが去るとシンはベッドルームへ料理を運んだ。




瀬奈はぐっすり眠っている。



「セナ」



名前を呼ぶとパッと目が開いた。



「シン」



恥ずかしそうな笑みをシンに見せた。



「お腹すいただろう?食べよう」



瀬奈にバスローブを渡すとこそっと身に付けた。



シンに裸を見せるのが恥ずかしいらしい。



そんな瀬奈にクスッと笑った。



「ベッドの上で食べよう」



そう言ってシンがトレーをベッドの上に置いた。


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