君がいれば・・・①
「んっ……」



歯列を割って瀬奈の舌を吸う。



舌を絡ませ、瀬奈の口内を探索していくと瀬奈もキスを返すようになった。



「セナ、どんなに会いたかったか……」



「わたしも」



手を伸ばしてシンにキスをねだる。



シンは大事な人を飽くことなく愛した。



******



愛し合った後、瀬奈は眠ってしまった。



昨日は眠れなかったようだな。



瀬奈の白い肌の胸元にシンがつけた花が無数にあった。



昨日は独占欲が強いばかりにセナを不安にさせてしまった。



実際、俺は自分でも驚くくらいセナに夢中なんだ。



時計を見ると9時を回っている。



シンは起き上がってルームサービスに電話をした。



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