君がいれば・・・①

忘れられない

昼過ぎにジフンがスタジオへ姿を現した。



シンは演技中だった。



演技中のシンを見ると、後ろめたさに襲われたジフンは目をそらした。



休憩に入るとシンがゆっくりとした足取りでジフンの元へ来た。



まるで怒りを抑えているみたいだ。



もう知っているのか?



ジフンは向こうからやってくる男前の従兄弟を見ていた。



「やっとお出ましか」



シンが言う。



「ああ 何かあったか?」



ジフンがそ知らぬふりをして聞く。



「それはこっちのセリフだ」



シンの声が低くなる。



「もう分ったのか、さすがだな」



ジフンは心の中で深いため息を吐いた。




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