お揃いの絆創膏【短編】
ある晴れた日。
「俺、野球の練習行ってくる」
兄ちゃんが地域の野球チームに練習に行ってしまい、家で一人になってしまった。
仲良しの友達は用事で断られたため、何をしようか考え中。
「よし、天気もいいし遊びに行こう」
という結論が出て、僕は近くの河原に歩いていった。
…と言っても誰も居なくて、結局一人で河原に寝転がった。
「あれ?やまとくん?」
「ゆーやちゃん?」
寝転がっている僕の横に、半袖半ズボン姿のゆーやちゃんが現れた。