月夜の物語
悠馬が新に草をかけ、火を付けた。
燃える。
新が、灰になる。
その様を、2人はしっかりと見届けた。
細く白い煙は、海月の大好きな大空に昇って、消えた。
城では悠馬が新と姫を殺し、自らも命を絶ったという噂が流れ、戦での将軍の死とともに事態は終息した。
その後、悠馬の用意した場所で海月は元気な子供を産んだという。
悠馬はしばらくの間2人の面倒を見たが、そのうち離れて暮らすようになったそうだ。
その先のことは、誰も知らない。