黒猫
会長はここは速く終わらせる方がいいと思ったのか喋り始めた。




『この度は新入生の皆さんおめでとうございます。
今年度生徒会長を勤めることになった神崎冬也です。……』





なんか覚えやすい名前だなぁ……。




会長はペラペラと喋り続けている。


だんだんと飽きてきたので俺は寝てしまった。










「…………きろ。」


(ん?なんか言われてる?)



「……ケル!起きろ!」




「はい?」



隣を見ると飛鳥が俺を叩いていた。


「どうしたの?」



飛鳥は俺に前を見るよう促した。



………何故か会長が不機嫌にこっちを見ていた。


『大島カケル君聞いていなかったんですか?
…もう一度言います。
貴方を生徒会副会長に任命します。
詳しいことは後で話すので生徒会室に来て下さい。


では、以上で終わります。
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