黒猫
俺は突然、母さんに呼ばれた。

「 母さん、突然何?」


(俺なんか悪い事したっけ?)

「 うふふふふふふふ…。」

(不、不気味…。)

「 カケル、慶叔父さんの事はわかるわよね?」

「あ、ああ。知ってるよ。」

(たしか、親父の弟さんで、何回か会ってるような…)

「慶叔父さんね。あの星華学園の理事長されてるんだけどね…」

「?? うん。」

(だから?)

「 実わね!カケルが星華学園に来てくれたら、学費全部、学校が負担してくれるんですって!」


「…… はああ?つまり母さんが言ってるのはその星華学園に行けと?」


「さすがカケル、そういうこと♥!」

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