怪奇愛好家。
「今日は菜月の引っ越し祝い兼ねててね、
あの子の好きな所にって決めてたんだよ」
「そうなんですかー」
呼び捨てか!
仲良いんだろうか。
良いんだろうな。
趣味があうんだろうし。
当の本人は、また電話中だ。
しかも今度は何だか長電話……場所の説明でもしてるんだろうか。
「一体何人ぐらい来るんですか?」
「今日はあと2人だよ」
「……ちなみに来ない人は何人ぐらい居るんでしょうか」
「うーん……」
ちょっと考え込んでいるようだ。
まさかとんでもない人数居るんだろうか。