肉の監獄
以来7年間、その内の5年間は籍も入っていないこんな男の為に、彼女は1度たりとも滞る事なく養育費を払い続けた。
彼女は支払いが滞る事を何よりも嫌った。
僕がフラフラと目先の金に釣られ転職ばかりを繰り返し、いっこうに収入が安定しない中、道楽でつくる借金も全て彼女任せだった。
口先三寸の悪徳セールスで詐欺紛いの様な事ばかりやり、悪い仲間と夜の街に出掛けては女を漁り朝帰り。
そんな毎日の中で彼女は淡々と家と職場を往復し、養育費を支払い、借金を支払い、掃除をし、洗濯をし、いつ帰るかも分からない僕の食事の用意をし、そして幾何かの貯金をして5年後、僕に言った……
『なぁマル君?ハワイで結婚式挙げへん?』
彼女は支払いが滞る事を何よりも嫌った。
僕がフラフラと目先の金に釣られ転職ばかりを繰り返し、いっこうに収入が安定しない中、道楽でつくる借金も全て彼女任せだった。
口先三寸の悪徳セールスで詐欺紛いの様な事ばかりやり、悪い仲間と夜の街に出掛けては女を漁り朝帰り。
そんな毎日の中で彼女は淡々と家と職場を往復し、養育費を支払い、借金を支払い、掃除をし、洗濯をし、いつ帰るかも分からない僕の食事の用意をし、そして幾何かの貯金をして5年後、僕に言った……
『なぁマル君?ハワイで結婚式挙げへん?』
