School
「見つかるとこだった…ありがとうみっき」
やっぱり二人揃って出てきた。
「別に」
「素っ気なっ…蘭の寝起き並み」
「うるさい!例えるな!」
タバコから手を離す事のない西宮君。
「タバコ…やめたら?」
退学だって私でも知っているのに。
「蘭と同じ事言うね」
当たり前じゃんと言って、手からタバコを奪い取ると
上靴で踏みつけた。
「らっ…」
微笑む藤田さんに戸惑いを隠せずにいた西宮君。
関係の無い私にまで伝わってくる。
「剛の事好きだから…ダメな事はダメ…ね?」
「っ…わーったよ」
二人は屋上から消えた。
悪い人達だとばかり思ってた。
授業によくいないって言ってたけど、根はマジメなんだ。
曲がりすぎだって言われて、否定できる要素がない。
暗くなる空をしばらく見つめていた。