School

メールと私

先生にメールを送る事にした。

「今朝、家に来てくれてありがとう」

送信しようか戸惑う。

軽くボタンを押すと送信になった。

メールでこんなに緊張したことはない。

携帯は母親と連絡を取るために、中学の入学の時に買ってもらった。

「どういたしまして」

あっさりとした文が返ってきた。

表面上は怒ってないだけで、手を振り払ったこと

失礼だし、怒ってると思ってた。

「怒ってない?」

「フラッシュバックは怖いからな。心配するな。」

すぐに返ってきたし、私の言いたいこと分かってるんだ。

優しい手で、私の頭を撫でてくれてるみたいで嬉しかった。

「おやすみなさい。先生。」

せっかくだから「おやすみ」を伝えようと思った。

「早くねぇか?おやすみ」

先生が呟いてるみたい。

楓にもメールしとこう。

「先生とメールしたよ」

「マジ?何て?」

楓の返事は驚くほど早かった。

「最後におやすみって」

「おやすみって早い!」

先生と同じ反応するんだ。
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