【完】きっと、ずっと恋をする
「専属……」
「え?何?……嫌?」
「ううん…ううん!ヤじゃないです!」
私は前に体を乗り出して、ブンブンと首を横に振りながら、雄太郎に力強く答えた。
「っふ…なんか美月、笑える」
そう言って雄太郎が私の頭をポンポンと優しく叩いた。
「テーピングってさ、結構難しくて、人に合わせてテープを引っ張る加減とかが難しいからさ。
だから、俺専用に美月を鍛えあげるために、俺、いつでも足差し出すから」
「……雄太郎って優しいんだね」
「何言ってるの?優しくないよー。俺、自分がバスケしやすいように、美月のテーピングを鍛えあげるっていってるんだぜ?」
「…優しくなかったらそんなこと言わないもん」
「え!?あ…う、うん……」
雄太郎は照れているのか私から顔を逸らせると、次の時間の準備をし始めた。