【完】きっと、ずっと恋をする

「専属……」



「え?何?……嫌?」



「ううん…ううん!ヤじゃないです!」



私は前に体を乗り出して、ブンブンと首を横に振りながら、雄太郎に力強く答えた。



「っふ…なんか美月、笑える」



そう言って雄太郎が私の頭をポンポンと優しく叩いた。



「テーピングってさ、結構難しくて、人に合わせてテープを引っ張る加減とかが難しいからさ。

だから、俺専用に美月を鍛えあげるために、俺、いつでも足差し出すから」



「……雄太郎って優しいんだね」



「何言ってるの?優しくないよー。俺、自分がバスケしやすいように、美月のテーピングを鍛えあげるっていってるんだぜ?」



「…優しくなかったらそんなこと言わないもん」



「え!?あ…う、うん……」



雄太郎は照れているのか私から顔を逸らせると、次の時間の準備をし始めた。


< 14 / 56 >

この作品をシェア

pagetop