【完】きっと、ずっと恋をする
雄太郎は、私の見ていた本を机から起こして、表紙を見た。
「あ、テーピングの本じゃん」
「うん。入部することにしたし…ちゃんと覚えようかと思って」
「へえ、偉いじゃん」
雄太郎は私を見てニシシっと可愛らしく笑った。
「……あのさ、美月の初めて。俺がもらっちゃっていい?」
「は!?」
初めてって何!?
何のこと!?
まさかっ!!
え!?
「何驚いてるの?……ってあー!美月やらしい!初めてって…っぷ…美月の初めてのテーピングだよ」
私、最低!!
勘違いにもほどがあるよー!!
「べ、べべ別にー。そ、そうだと思ってたしー」
しどろもどろでバレバレだね、絶対さ。
恥ずかしさでこの場から去りたいよ……。
私は顔を逸らして、恥ずかしさで真っ赤になった顔を雄太郎から必死に隠した。
だけど雄太郎は、逸らした私の顔の正面に自分の顔を持ってきてこう言った。
「俺、これからは美月にテーピングしてもらうから。美月は、俺の専属マネね!」