【完】きっと、ずっと恋をする
「ごめんね、突然来ちゃって」
「ううん」
雄太郎はそんなことないよって言って笑いながら、ベットに腰を下ろした。
「具合は、どう?」
「ん。点滴して熱が少しずつ下がってきたところ。急性胃炎だって」
「うん…帰り際に、監督から聞いた」
「そっか」
「うん……」
「……なんかさ」
雄太郎はしばらくの沈黙のあと、言いにくそうに口を開いた。
「ストレスが原因なんじゃないかって。医者にそう言われた」
「……雄太郎…何か悩んでたの?」
「うん…ちょっと…な」
雄太郎は情けなさそうに苦笑いをして、布団に潜り込み、ごろりと向きを変えると、私に背を向けた。