【完】きっと、ずっと恋をする

次の日。


私は時間通りに体育館の扉の前にやってきた。



ダムダムダム…シュッ



そっと扉に耳を当てると、ドリブルをつく音。シュートがネットに潜る音が聞こえた。


目を閉じて聞いていると、頭の中に雄太郎の姿が浮かぶ。



雄太郎の姿を、私は三年間じっと見続けてきたんだなって。

頭に焼き付いてしまっているんだなと実感する。



「雄太郎……」



ガラガラガラ



その時、体育館の扉が空いた。



私はビックリして体を離すと、空いた扉から雄太郎の姿が覗いた。



「来たと思ったんだ」



雄太郎はそう言って、私の手首をつかむと、体育館の中に引っ張った。


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