キスしたくなる唇に。


あまりの無防備な姿に、あたしはあなたの敵ですよ、なんていってやりたくなる。

しかも先輩はあたしの手首を掴んだ状態で、静かに寝息をたててオネンネしやがった。



離してから寝てください。

時すでに遅し。







先輩の握力は意外にも強く、どうにも動けなかった。


こんなキレイな顔しててもやっぱり男なんだなあ、とか暇だから思ってた。


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