キスしたくなる唇に。
なんとも抜けたことを抜かした先輩は、ポーカーフェイスを崩さず、ずずず、とお茶をすすって「はは」となんとも明るく笑いやがった。
「そんなに西野君と一緒に居たかったの?」
「先輩と居るよりは」
「君にデレ期はなさそうだね」
「ないとも言い切れませんが、あなたにはデレることはないです」
帰ろうとは思ったものの、なかなか抜け出せそうにない。
だって先輩から黒いオーラが出ているんだもの。