キスしたくなる唇に。

「…てゆうか、先輩もあの時、HRの時間なのに廊下にいましたよね?」


「俺朝弱いもーん」

「……人に注意だけしといて最悪ですねあなた」



この人と話す度性格の悪さがさらにわかってしまう。うわどうしようこの情報いらない。


そんなくだらない楽しくもない雑談をしているうちに、頻繁にすすっていたお茶もなくなり、いたたまれなくなったあたしはとうとう腰を上げた。



「…そろそろ帰ります。下校時間ですから」

「うんごめんね。実行委員がんばって。遅刻しないようにねー」


「……はい。さようなら」




あたしは最後まで平常心、と心に念じ続けた結果、生徒会室を出た時内心息切れ状態だった。



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