新撰組の姫君 〜もしもの世界・斎藤一編〜
あわただしく玄関に向かうともう少しで出発してしまう所だった。

「忙しいところ申し訳ありません。兄様、私の胴着を持っていませんか?」

「あぁ、奏の部屋に届けておいたよ。」

「ありがとうございます。では、巡察頑張って下さいね。3番隊の皆さまも、頑張って下さいね。」

「…では、3番隊出発するぞ。」

一君の声で整列をし直して屯所からでていった。

「んじゃ、奏の部屋行くか。」

「はいっ。」

剣を握るのが楽しみだ。
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