天神学園高等部の奇怪な面々
からかわれて恥ずかしくなったのか、窓の外に視線を向ける啓太。

その目が。

「……!?」

疑うような光景を捉えた。

昼休みの穏やかな日差しが降り注ぐ校舎の屋上。

その転落防止フェンスの向こうの僅かなスペースに、人がぶら下がっているのが見えた。

片腕で建物の縁を辛うじて掴んでいる様子。

どう見ても転落寸前だ。

眼鏡越しの、それ程良くない視力で凝視する啓太。

そんな目でも、そのぶら下がっているのが女生徒であるのだけは確認できた。

そしてその女生徒が、蒼い髪の持ち主なのも。

「まさかっ…」

ガタン!

またも椅子の音を立てて、啓太が立ち上がる。

「アリスカさん!?」

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