天神学園高等部の奇怪な面々
数分前に遡る。

校舎の屋上で和やかに談笑していた月、ソフィア、アリスカの三人。

「そうですわ、二人ともスイーツでも如何?」

ソフィアがいつも持ち歩いているポーチの一つ、お菓子ポーチを取り出す。

それに目ざとく反応したのが、ソフィアの膝でうたた寝していたシーだった。

素早く飛び起きると。

「あっ!」

お菓子ポーチを丸ごと咥えて、ピョンとソフィアの膝から飛び降りる。

「こっ、こらっシー先輩っ、返して下さいなっ。先輩の分もきちんと分けて差し上げますからっ」

ソフィアが慌てて後を追うも、独り占めしたいのか悪戯したいだけなのか、シーはお菓子ポーチを咥えたまま屋上の転落防止用フェンスを乗り越える。

「あっ、危ないわよシー先輩!」

アリスカが彼の後を追いかけた。

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