同居の秘密。【完】


広いフロアを抜け、私達は外へと出た。


約半年振りの外の風景と太陽にまだ体がふらつく。


今日からこれが日常に戻るんだ。


そう考えると勝手に顔がニヤつく。


ニヤつくのを抑える為に頬をつねっていると、翔君が私の前に立ち、背中を向けた。


…え?


不思議に思い、翔君の後ろから少しだけ顔を覗かせると黒い服を着た人が数人立っていた。


そして、その黒い軍団の中心に居たのは紛れもなく



大手IT企業の社長、翔君のお父さんだった─。


 
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