同居の秘密。【完】


翔君の言葉に私は目を見開く。


まさかそんなことを言ってくれるなんて思ってもいなかったから。


また涙が出そうになるが、必死に踏ん張る。


踏ん張っていることに気づいたのか、翔君は静かに私の手を握ってきた。


それをまた私も握り返す。


そして2人でおじさんを見つめた。


今言った言葉を覆す事はない、というような真剣な瞳で。



すると。

すると突然おじさんが口を手で押さえながら吹き出した。


そして腹を抱えて笑い出す。


 
< 472 / 544 >

この作品をシェア

pagetop