LOVEらいふ
「光輝が来てくれただけで嬉しいから…」




薄暗い倉庫の中。
2人の視線が絡み合って、お互いの顔が近づく。






「………んっ」







唇から、体中に熱が伝わっていく。


だんだん激しくなっていくキスに、頭がついていかなくて、頭の中がフワフワする。




「…んんっ…こぅ…き…くるっ…し…」





光輝の胸をドンドン叩くと、やっと離れた唇。




「………はぁ…はぁ…」





静かな倉庫に、あたしの荒い息遣いだけが響く。





「そんなに苦しかったか?」





そう言って笑う光輝は、いつもの光輝で、もう1度ちゅっとあたしの唇にキスをした。




それと同時に、倉庫の扉の所でガタっと物音がした。




「だれか居るのかな…?
…も、もしかして、オバケ…!?」



やだ、どうしよう。



光輝が、はぁ。とため息をついた気がしたけど、そんなのどうでもいい。

あたしはこの世でオバケとか幽霊とかが1番嫌い。



怖いんだもん。



あたしは光輝にギュッと抱き着いた。





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