LOVEらいふ
「っでも!」


「ねぇ。なんでここだって分かったの?」


「あぁ、亜矢ん家行ったらまだ帰ってこないって聞いて。
いくらなんでも遅すぎると思って学校来たんだ。
そしたら亜矢と一緒に居るはずの優衣とあと2人の女子が体育館からでてくるのが見えたんだ。」




「……その、あと2人の子って、だれだったの?」



「さぁ。名前は知らないけど、たぶん1組の奴だ。
その2人、亜矢の事嫌ってるって聞いたことあるし、もしかしてと思ったんだ。
亜矢にこんな怖い思いさせたのも…ぜんぶ俺のせいだよな」


……………違うよ。
光輝のせいなんかじゃ……。


「…光輝のせいなんかじゃないよ」



あたしは顔を上げて、ニコッと微笑んだ。


すると光輝も安心したように微笑み返してくれた。




「優衣たちに何かされなかったか?」


光輝はふたたび心配そうな顔になる。




「大丈夫だよ。ありがと」



「…よかった」






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