君とれいんぼー
涙が溢れて止まらない。

「ふっ…くっ…怜…」

あれは5年前、仕事が終わって
2人で住むあのアパートに帰る途中
車にはねられて即死だった。


葬式の時、初めてこの家に1人で来た。


その時はなぜか、涙が出なかった

茫然としていたというのが正しい気がする

周りの声もどこか遠く聞こえて
言われた通りに動いて、準備して
心と身体が離れたみたいだった
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