永久の贄[BL]
「悩んでも仕方ないのう。彩十、お主は海理とは別にまた診察する。覚悟するのじゃぞ」
悩みに悩んでいたババ様が出した結論がこれ。
何それ。俺、病気なんてしていないのに。健康診断とかの類とかでもなさそうだし。
拒めるものなら拒みたい。俺は健康そのものだから。
それでも拒まなかったのはババ様が強く念を押してきたからだ。
「おお、そうじゃった。海理から言伝を預かっておる。
どうせお主は引きこもるから、言う機会を逃す前にと言っておった」
「何なの?」
「かゆ、美味かったぞ とな」
今すぐにでも海理の元に行って“だろう?”と自慢してやりたかったけれど、
部屋を飛び出した手前そうする事も出来ず。でも嬉しくなって思わず笑みがこぼれた。
悩みに悩んでいたババ様が出した結論がこれ。
何それ。俺、病気なんてしていないのに。健康診断とかの類とかでもなさそうだし。
拒めるものなら拒みたい。俺は健康そのものだから。
それでも拒まなかったのはババ様が強く念を押してきたからだ。
「おお、そうじゃった。海理から言伝を預かっておる。
どうせお主は引きこもるから、言う機会を逃す前にと言っておった」
「何なの?」
「かゆ、美味かったぞ とな」
今すぐにでも海理の元に行って“だろう?”と自慢してやりたかったけれど、
部屋を飛び出した手前そうする事も出来ず。でも嬉しくなって思わず笑みがこぼれた。