hair salon 『K』

帰宅部

ホームへの階段を降りると、丁度電車が来たので私はそれに乗り込む。


いつもはたくさんの人が乗っているのに、今日は時間が中途半端だからか空いていた。



私は一番はじっこの席に座る。

《眠いな〜…部活やってるわけでもないのに…。
あ、部活終わるの待ってて誰かと一緒に帰れば良かった…》


そんなことを考えていると次第にまぶたが重くなる。

最初は頑張って起きていたものの、最終的には負けてしまい、私はいつの間にか眠っていた。


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