Perfume〜時の調香師〜
ドロシーはなんだかんだいっても協力してくれた


「ついたわよ!」


ラプンツェルのいる村は質素な感じの匂いがする。パンや…ミルクの匂い


「ここよ。ラプンツェルが世話になってる家」


「ドロシーは会わないのか?」


「ん〜あとであうわ」


気まずいのか…?


コンコン……


「はぁ〜い………ッッ?!」


「やぁラプンツェル。元気そうだね」


多少俺も気まずい。ただハイドのことをつたえなきゃ…


「センリ…久しぶり、どうしたの?」


「いや…君に話があって…あれ?ラプンツェル髪が…」


「え?ぁあ…あの後子供うんだらもうのびなくなったの。まぁ長い方も似合ってたけど短いのもいけるでしょ!?」


元気そうだ。立派に母親になっていた。子供は男の子、…ラプンツェルに似て可愛い


「ラプンツェル…俺と一緒にきてほしい所があるんだ」


「どこへ?」


「会わせたい人がいる」


ラプンツェルの子供をつれてドロシーにまた魔法でハイドのいる国へいった




「ここは…?」


「この国の王様はね‥恋人をひどく傷つけたことがあるんだ」


おれはラプンツェルに伝えた


「そのことを今でも後悔し、恋人をまだ好きでいる…」


「恋人…」


「ある願いをしたんだ。もう一度あいたい。また好きとつたえ…誤りたいと」


「……」


「それで王様は願掛けをしたんだ。その女性が髪がながかったから…願いがかなうまで自分の髪は切らないと。だれだかわかった…?ラプンツェル」


「そんなこと……」


ラプンツェルは戸惑っていた、ハイドとは気づいてる…ただ勇気がないのか……怖いのか……



「ドロシーお願いがあるの」


「ん〜?」


「私を王様の所へ連れて行って…!」


「いーわよ」


決心したのかラプンツェルはドロシーにたのみ城へ入ることにした



コツコツコツ…

「誰…?だれかいるの?」


ハイドは目が見えない


「俺だよ。センリだよ」
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