Perfume〜時の調香師〜
「ハイド……」


「ラプンツェル僕は君一人だけ好きで…君いがいは受け入れない。だから結婚もしないで王座についたんだ」


一途な思いだな。
あのヘニャヘニャのときとは違い立派になっていた


「ラプンツェル…僕を許してくれ」


「あんた…バカな王様ね…」


ラプンツェルはハイドのもとへ走っていった。涙を流して


「ラプンツェル……」


「バカね…ほんとにバカ」




ポタン…
そのときラプンツェルの涙がハイドの目に落ちた


「………見える……」


「え…?」


「見えるよ!ラプンツェル!君もセンリも!」


「ハイド!」


うれしさのあまり俺も泣きそうになった。おれはオルガンをひろげて夢中で作った


「おめでとう。ラプンツェル君にこれをあげるよ!」

淡いグリーンの香水“真実の愛”の意味の香水を


「おい!!ハイド!もう傷つけるなよ!」


「ぅん!ありがとう…センリ」


「じやぁな!」


俺はドロシーの魔法で城をでた。よかった…2人とも
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