Perfume〜時の調香師〜
シンデレラ…あの話のシンデレラ?ついにここまで来たのかと俺は思った。一番有名なお話だ


「そっか…よろしく!シンデレラ」


「二人の時はシンデレラといっていいですが…姉たちのまえではアッシェンと呼んでください」


「わかった」



俺は下に行きお礼をしにいった。


一番上の姉
名前はクリスティ

二番目の姉
名前はティナ


話によれば意地悪でブスだと……今目の前の姉たちは普通の顔に普通の態度だ


「まぁ香水を作る人なの…」


「ぇえ。急に頭痛がして…倒れてしまったんです。ありがとうごさいました」


お洒落な姉たちは香水に惹かれ俺を気に入ってくれた、そしてしばらくおいてもらうことになった

二人に香水を上げて俺はもう一度あの部屋で休むことにした



シンデレラは夜中になっても家事をしていた、実の娘のはず…シンデレラがなぜひとりで仕事をしてるのか……



話の通り原因は母親。
シンデレラがいうには…


「小さいとき母親はなくなりました、三年後父は新しい母親だと…私に紹介しました」


「そっかぁ…」


「姉たちは優しいときもありますが…気まぐれで、ドレスも部屋も取られてしまった…けど優しいときもあるので乗り切れます」


シンデレラは優しい。その優しさにつけ込んでいるんだ
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