Perfume〜時の調香師〜
好きな人をあきらめるのは……アナスイいらいの話だ……




「姫、王子がきたぞ」


王様が姫をよびにきた


「まぁ…王子わざわざとういとこまで、」


「いや、大したことはないよ」


と優しく笑う王子のすがたを隠れてマーレンはみていた

「カイン……」


俺はマーレンにあげた香水をつけるようにいった

シュッ――


辺りにエリカの花の香りが充満する


「あ……エリカの花の匂いがしますね」


「…エリカの花ですか?」


王子はすぐエリカの花の香りをわかったが、姫はわからなかった



俺はしっててマーレンに香水をつけるように言った。マーレンはそのはなしをお姫様にいってなかったからだ。だから本当の会った人はマーレンだときずかせたかった


「エリカの花ですよ…?わからないのですか?」

「なんの話ですの?」


「君、昨日どこへ行ったかわかる?歩いて……」

「歩いてですか?いえ、ずっと馬車にのっていましたわよ?」


王子はきずいた。
昨日あった姫ではないと

「よく考えてみれば…昨日の姫とは違う人ですね」


「私ですわ!!姫は私!……まさか、あの子…」


昨日の姫ではないことがばれ城の中は大騒ぎになった


「私の付き人を呼んできなさい!……ぃぃえ、みつけたら処刑しなさい!」


家来たちがマーレンを探しにやってくる


「君は…あの綺麗なビンを首にかけてはいないんだね。君じゃない!本物の姫を探せ!」


王子の家来もマーレンをさがしはじめた


「マーレン!逃げるか?それとも王子のとこいくか?」


マーレンは迷っていた
けど遅すぎた


「みつけたぞ!」

「ヤッベ!マーレン逃げるぞ」


おれはマーレンの手を引いて逃げようとしたが手遅れだった


「さあ!こっちにこい!」


俺はできるだけマーレンを守ったが…

“姫―――!”


遠くで王子の声がする
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