罪血
「ハァ、ハァ…ハッハァ」
「ッ、ハァ、ハァ、ハァ…」
『ハァ、ハァ、ハァ…ック…ハァ…』
三人共肩で息をついていた。
「もぅ、終わりにしよーぜ?俺疲れた」
『馬鹿者、そんなこと言うな』
疲れたと言う瑞希の喉元に、スッと黒刃が当てられる。
『次、疲れたなどとほざいてみろ?貴様の命もここで絶ってやる。』
「す…いませんでし、た…」
刀を引き、溜め息をつく灑梛。
『…と、漫才は仕舞いだ。』
ウェンディーズをみて冷淡に、冷酷に、凄惨に、残酷に笑う。
『本当に仕舞いにしようぜ?貴様もそのザマだ。失血死するよりぁ、マシだろ』
ウェンディーズに歩み寄る。灑梛は両腕がもはや使い物にならなくなり、大量出血で意識が朦朧としているウェンディーズの首に、刀を当てた。
『貴様のような奴がアメリカのエリートだ?笑わせる。
死ね。』
――――――――――――ジャッ