ホスト教師
綺羅先生は直ぐに保健室に来た。





綺羅先生は私の額に触り、「大丈夫だな。高木先生菜々子連れて帰ります。」





「綺羅先生真っ直ぐ、菜々子さん家まで送って下さいよ。」





「はい、高木先生の言う通りにしますから安心して下さい。」





あらまぁ、又ここに綺羅スマイルにやられた女がいますよ。





ニヤニヤする私の頭を、綺羅先生がはたく。





「菜々子何にやついてんだよ。」




綺羅先生の耳元で、「高木先生綺羅先生好きみたいだね。」





綺羅先生は大きくため息をついた。





「俺は菜々子以外の女には、全く興味ないから。」





何よ、その言いかた、私にはその言葉がきつい。





もう、どうしていいのか分からないよ。





私はスタスタと綺羅先生の前を歩いた。









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