ホスト教師
光沢のあるシルバーのスーツに、黒のYシャツに紫のネクタイ。





この姿を崩したくないんで、回りがどう見ようと俺は俺だから。





俺のスーツ姿を見て、由良はあり得ないと言ったが、親父は、「綺羅らしくていいんじゃないかな。」





鏡に映る自分を見て、これじゃ完璧にホストだな。





元々俺はホストなんだから、隠すつもりはない。





なのに由良の奴、「綺羅ホストだった事は隠せよ。そのスーツなんとかならないのか。」





そんな事言われたら余計に、このまま登校してやろうじゃないか。





ホストの何処が悪いんだよ。





ホストを嘗めるじゃねぇぞ。










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