氷雪花Ⅲ
「俺たちはお前だから、ここまでしてるんだ


もう、戻ってこれない所まできているのは分かっている

・・・でも、これだけは言わせろ




・・・好きだ」



琉架・・・


何さらっと告白してんのよ


その所為で私・・・


茹蛸みたいになっちゃったじゃない!!


もぅ・・・

絶対顔赤い・・・


「あれぇ~、白愛?

どうして顔したに向けているの?」


悠斗ってば!!

分かっているくせに・・・


意地悪ね

「・・・顔上げたくないから」



「ふぅ~ん・・・」


絶対皆、ニヤニヤしているでしょっ


「で、返事は?」


・・・


「・・・・・・私も・・・琉架が好き・・・」


最後は消え入るような声で言った


「なんて?

よく聞こえなかった」


サイテー



< 2 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop