最後の世界がきみの笑顔でありますように。


朝食を終えて、あたし達は川原に遊びに来ていた。



「綺麗だね………。」


太陽の光りに反射して、川がキラキラと輝いている。


「でもちょっと眩しい。」


あたしの目を気遣って、夕方に家を出た。暗くも無いし、明る過ぎない。



「お姉ちゃん!!川にメダカがいる!!」



柚ちゃんは興奮したように、あたしに手を振る。



「今行くね!」


そう言って走り出そうとしたあたしの手首を、坂原が掴んだ。









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