youthful days~男女7人青春物語~
言葉が続かない。

言葉が出てこない。

永田との間に、沈黙が流れた。

その沈黙を先に破ったのは、ルイだった。

「――か、考えさせてください…」

やっとの思いで出てきた言葉は、それだった。

永田に背中を見せると、ルイは逃げるように改札口を後にした。


同じ頃、蒲生は行きつけの居酒屋にいた。

「――奥さんを大事にしてください、か」

呟いた後、ビールを流し込んだ。

今日の午後、杏夜が学校を訪ねてきた。
< 259 / 313 >

この作品をシェア

pagetop